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「研究実験設備の移設方法と課題」効率的な計画と専門サポート

SOUMU
POSTED:2025.01.14
WRITER:SOUMU

こんにちは!

今回は研究実験設備の移設についてお話したいと思います。

弊社では、研究実験設備の製造のみならず、移設作業までを請け負っています。

これからの季節、年度末から年度初めに向けて移設に関するお問い合わせをいただいております。

 

研究施設やラボの設備は、非常に繊細かつ複雑な機器が多く、移設には細心の注意が必要です。

 

特に、精密な計測装置や分析機器は、少しの振動や衝撃でも性能に影響を及ぼす可能性があるため、専門的な知識と技術が求められます。

 

このブログでは、研究実験設備を移設する際に直面しやすい課題や、効率的に移設を行うポイント

そして弊社のサポートについて詳しくご紹介していきます。

 

研究実験設備の移設とは?

移設が必要となる理由としては、以下のようなものが挙げられます!

 

  1. 施設の拡大や統合:研究規模の拡大や新たな実験拠点の設立。

  2. リニューアルや改装:既存施設の改装に伴う機器移設。

  3. 他拠点への移動:大学や企業研究所間での機材共有や移転。

 

移設の際に直面する課題

研究実験設備の移設では、主に次のような課題が発生します。

 

1. 精密機器の取り扱い

実験機器は非常にデリケートで、輸送中の振動や衝撃が故障や精度低下を招くことがあります。

特に、高精度な測定機器や真空装置は注意が必要です

2.設置後の調整・校正

移設後、機器が正確に動作するか確認し、再度校正や調整を行う必要があります。

 

 

3. 作業時間の確保

移設作業中は実験が止まるため、研究スケジュールへの影響を最小限にする計画が求められます。

 

 

4.配線と環境設定

電源、ネットワーク、温度・湿度管理など、ラボ環境に合わせた設備の再構築が必要です。

 

 

5.データの保護

機器に保存されている研究データや設定情報が失われないよう、事前のバックアップが重要です。

これらの課題をクリアしながらスムーズに移設を行うためには、しっかりとした計画と専門的なサポートが不可欠です。

 

 

効率的に移設を行うためのポイント

 

1. 移設計画の立案

まずは、移設の全体スケジュールを立てましょう。具体的には以下の点を考慮します

  • 移設対象機器のリストアップ

  • 作業期間と段取り

  • 必要な人員・機材の手配

 

2.機器の状態確認とバックアップ

事前に機器の状態を確認し、故障や異常がないことを確認します。

さらに、データや設定情報は必ずバックアップを取るようにします。

 

 

3. 振動や衝撃を最小限に抑える

精密機器の移動時には、専用のクッション材や梱包技術を用いることが重要です。

輸送中の衝撃や振動を極力抑え、安全に機器を運搬します。

 

 

4. 再設置と校正

移設先で機器を再設置し、正常に動作するかを確認します。

必要に応じて専門の技術者による校正を行います。

 

5.環境の再整備

移設先の電源設備や空調システム、配線などが機器に適合しているか確認し、実験に最適な環境を再整備します。

 

 

TAKASHOのサポート内容

研究実験設備の移設には専門的な技術とノウハウが不可欠です。弊社では、以下のようなサポートを提供しています。

1.事前調査と移設計画

機器の状態や移設先の環境をしっかりと調査し、最適な移設計画を提案。

 

2.安全な機器の取り扱い

精密機器や大型装置も、専門の梱包技術と輸送ノウハウで安全に移設。

 

 

3.設置と動作確認

移設後の機器設置、校正、動作確認をサポートし、実験環境を迅速に復旧。

 

4.アフターフォロー

移設後も機器の状態確認やトラブル対応を行い、安定稼働を支援。

これにより、研究活動への影響を最小限に抑え、スムーズな移設を実現しています。

 

移設後の注意点と最適化

移設後は、機器が正常に動作することを確認するだけでなく、ラボ全体の効率化を図るチャンスでもあります。以下の点を意識しましょう。

  • 機器の配置最適化:動線を考慮して、効率よく作業ができるよう配置を工夫する。

  • 電源・環境管理の強化:温度や湿度、電源管理を最適化し、機器の長寿命化を目指す。

  • データ管理体制の強化:移設時に見直したデータバックアップ体制を維持する。

これらの工夫により、研究効率を大幅に向上させることができます。

 

まとめ

今回は研究実験設備の移設について、課題やポイント、そしてサポート内容について詳しくお伝えしました。

研究実験設備の移設は非常にデリケートで難易度の高い作業ですが、適切な計画と専門的なサポートがあればスムーズに進めることができます。

専門企業に依頼することで、安全かつ効率的に移設を実現し、研究活動への影響を最小限に抑えることが可能です。

設備の移設を検討されている方は、ぜひ一度専門業者に相談してみてはいかがでしょうか?

研究環境の向上や業務の効率化につながるきっかけになるかもしれません!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

会社概要 | 貴商エンジニアリング株式会社-TAKASHO-

 

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