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【意外と知られていない?】ドラフトチャンバーの使用上の注意
WRITER:SOUMU
こんにちは!
今回はドラフトチャンバーの意外と知られていない危険性について実例を基にご紹介します。
ドラフトチャンバーを安全に使用できていると思っていても実は危険が潜んでいる可能性がございます。
是非本記事を参考に一度お使いのドラフトチャンバーをご確認下さい!
ドラフトチャンバーのスイッチを押したのに、排気をしていない?
お客様より
「ドラフトチャンバーの ”ON” のスイッチを押してドラフトチャンバーが起動しているのに排気がされていない」
との連絡を頂いたケースがございました。
結論を先にお伝えすると上記の原因は
ベルト駆動式のファンのVベルトが摩耗により切れてしまい、ファンが回転していない事が原因でした。
上記の現象を簡単に例えると自転車のチェーンが外れているのに自転車を漕ぎ続けている状態に近いです。
この状態だとどんなに必死に自転車を漕いでも進むことはありませんよね?
Vベルトは自転車でいうチェーンの役割を果たしており、Vベルトが駆動する事によってファンの羽根車が回転し
ドラフトチャンバーの庫内で発生したガスを吸い込み、排気が出来る仕組みになっています。
なのでVベルトが切れてしまうと、ドラフトチャンバーは起動するのに排気がされないという現象が起きてしまいました。
〈参考資料①ーメンテナンス前の写真〉
なぜベルトが切れてしまったのか?
→メンテナンス不足が一番に考えられる原因になります。
メンテナンスは使用するユーザ様自身でも実施出来るものであり、講習を受講しメンテナンス機器の用意があれば
弊社のような専門スタッフがお伺いせずとも、メンテナンスは可能です。
しかし、屋外にあるファン等の点検は設置場所や点検の複雑さから専門知識が必要なメンテナンス箇所でもあります。
十分なメンテナンスが施されず異常に気づけないままドラフトチャンバーの使用を続けていると、Vベルトの主材質
はゴムで出来ているものであり、長年運転すると摩耗が蓄積し切れてしまいます。
※上記のVベルトが切れる以外にドラフトチャンバーの吸引不足が考えられる原因は以下になります。
・ダンパーの異常(ボリュームダンパー・ファイヤーダンパー)
・吐出口の目詰まり
・スクラバーの性能異常
メンテナンスから報告書の作成まで弊社にお任せ下さい!
弊社には、メンテナンスを行う専門部署がございます。
上記のような故障にも迅速に対応または、未然に防ぐメンテナンスが可能です!
メンテナンス後には報告書を作成し、異常箇所や検査内容を報告書にまとめて提出させていただきます。
今回の場合はVベルト交換、交換後のドラフトチャンバーの風速測定を行っております。
※報告書は3年間の保存義務がございます。
〈厚生労働省〉局所排気装置の定期自主検査指針
〈参考資料②ーメンテナンス後の写真〉
選ばれるポイントはここにあります!
TAKASHOを選んでいただくポイントでひとつ
「自社一貫制度」がございます。
製品製作から搬入・据付・付帯工事、据付後の定期メンテナンスまで一貫して行えるのが弊社を選んでいただけるポイントです!
例えば、今回紹介したVベルトが切れてしまった事例を基に修理までの過程を説明すると
基本的には、販売会社、製造工場、工事業者はそれぞれ別会社になっている事がほとんどです。
その為、ユーザー様から販売会社→製造会社→工事会社orメンテナンス会社のようにいくつかのステップを踏んで修理対応となります。
TAKASHOであれば、問い合わせを頂いた時点から、全て自社で対応が可能です。
日程調整などの確認作業は社内で完結できる為
装置が稼働できない日数を最小限でとどめる事が可能です!
また、他社製のドラフトチャンバーやスクラバーでもメンテナンスは可能です!
装置を ”より安全に” ”より長く” ご使用いただく為にメンテナンスの際には是非弊社までご連絡下さいませ。
〈関連ブログ〉
定期的なメンテナンスしていますか?
排気ファンのメンテナンス、修理も行っています!
※注意事項
今回のようにドラフトチャンバーの排気機能に異常を感じた場合には直ちに利用を控え
販売元または弊社へお問い合わせ下さい。
本ブログの内容で即日の修理をお約束するものではございませんが
迅速な対応をお約束させていただきます。
ブログに載せている製品写真は、ファンやVベルトのイメージとして使用した写真であり
今回の事例になっているファンの写真ではございません。
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